解説

 
  Shine  作詞/彩冷える 作曲/彩冷える 【歌詞
 
今日も 僕が見つけた秘密の場所に遊びに来たんだ ひとけもない、波が作った鍾乳洞 僕の秘密基地 浜辺もとっても綺麗でお気に入りなんだ 誰もいないはずのここに 気配を感じたんだ

とっても綺麗でした 岩の隙間から注がれる日差しを浴びて眩しく微笑みかける 本の中でしか見たことのないマーメイドでした

言葉も喋れない、でも何故か彼女の思いが胸に「すう」って溶けてきて 魔法にかかったように僕も笑顔が溢れてきました

すぐに仲良くなってね、なんか初めて会った気がしませんでした 一緒に澄んだ海に潜って泳ぎを教えてもらったり 人間の言葉を教えてあげたり

楽しい時間はあっと言う間に過ぎ去る 日が暮れて僕はもう家に帰る時間

「もう帰らなきゃ」って伝えたら 彼女はそのしなやかな指で遠くに見えた島を指差す

(この子は僕も人魚だと思ってるのかな) 「僕にはヒレなんかないから泳いでいけないよ」 って言ってもただこの子は横に首を振るだけ

その島は「夢の島」と人々には呼ばれていて 子供にしか見ることのできない島だって語り継がれる島 古代樹の森が広がり外界と隔たりを持ち その島だけ違う時間軸を持つ世界だって人々に恐れられてました 僕も初めて見たんだ 彼女は僕を見つめ 「ずっと一緒にいたいの」「一緒に来て欲しいの」 って彼女の言葉は胸に入ってきました

僕は何故か急に怖くなって走り出し逃げてしまいました 君はマーメイド 僕は人間 ママが読んでくれた絵本の中で人間を襲う魔物として描かれていたマーメイド
だから
マーメイドは人間にとって恐ろしいイキモノ その隔たりにどこかで怯え本当の気持ちに気がつかなかったんです

走る足に熱した砂は絡み付いてうまく走れなくて・・ 心の中で早い速度で高鳴る気持ち、感じたことのない思い 「怖い」っていう気持ちだと思ってたんだ もやもやした思いが心の中で広がっていき 彼女の笑顔ばかり溢れて来ました いつしか走る足は止まり やっと気がついたんです 「あの子とずっと一緒にいたい」 って気持ち

これが「好き」って気持ちなのかな

足は再び走り出してた あの子のもとに向かって

早くこの思いを伝えたい 二人さっきまで座って話してた砂浜は 満ち潮によって水の中に沈んでいました あの子の姿もなくなってた・・

でもね、波が残してくれた砂浜には あの子が残したメッセージが

僕が教えた「すき」って文字が 砂浜に書かれてました 駆け寄って砂を掻き集めて抱きしめるけれど もうあの子の温もりもない 冷たい砂  冷たい秋風が僕一人に降り注ぐ


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