ここではAlbum「バージンスノーカラー」の世界をより共有して欲しく、作者の頭の中で広がっている景色をより伝わりやすく書き記します。
本来ですと、一作品として完成してあるものであり、解釈の自由と共に、リスナーの楽しみとして戴きたい部分ではあるのですが
一つの解釈としてもし興味を持って戴けましたらご覧下さいませ。
今回は最初にトータルテーマ「バージンスノーカラー」というものが出来て、シングル・アルバム・ツアーが全てそのテーマに沿ってできています。
まず、この現代に生きるどこにでもいるような平凡なカップルの愛のお話。 2006年8月30日、第二期のアヤビエの終わり、そして第三期彩冷えるの始まりという意味合いをかけてこの二人の愛の物語の終わりと始まりとして、始まり「ヒナタ」と終わり「Az」という曲が収録されます。
登場人物の亡くなってしまう男性を第二期のアヤビエ、登場人物の女性を応援して頂いている皆様としても表現しています。
「ヒナタ」で永遠を誓うのですが、形を変えてしまうアヤビエ。
「Az」でアヤビエという形が亡くなってしまって、俯いて泣きじゃくる君。
思いを伝えたくても形が亡くなってしまってなにも出来ない僕達。
でも、思いは変わらない。伝えたい。
基本的に恋愛の悲しいお話として描いているので世界観としての結末はちょっと僕達とは違うんだけど。
その他のお話
現代は個性のない時代。集団の中にいないとはみ出しモノとして扱われる世の中。 「個性を貫くには異端でなければいけない」というテーマのまさに現代の象徴として
の「0010」。 この曲はみんなに発してると共に、自分達にも言い聞かせるための曲でもあります。
学校や社会の中で、個性を無意識に隠している方。
無意識ではなく、回りの視線が怖くて目立たないように人と同じ事をしている君。
どこか違うと感じている貴方。
みんなにこの曲を通して伝えたかったのです。
個性を貫く事は安易ではなくなってしまった世の中。
だけど、折角個性を持って生まれたのにもったいなくないですか?
恥ずかしいのは一瞬、後悔は一生。
君が望むのなら、異端であり続けるよ。
僕と一緒ならきっと怖くないはず。 そんな意思表示の曲。
同じく、どんどん文明が進化して温もりのある言葉(会話や手で書いた文字)というものが不必要になってきている今、
本当になにが大切なのかを描いた「コトノハノル」と「ラピスラズリ」この二曲はテーマが近いのですが、
その中での困惑や悲哀、自分へ貴方へ問いかける曲。
「ラピスラズリ」は君への思いにぴったりな言葉がない。
言葉なんかいらないから一緒にこの音に共に混ざり合おうって曲です。
「コトノハノル」は、現代に氾濫する冷たい言葉。
同じ形の文字。携帯やパソコンなどの四角い画面の中で凄まじい速度で伝達し合う言葉。
僕がね、音に乗せてる言葉には思いが溢れる温もりが沢山込められているんだよ。
まずは聞いて欲しい。僕達の息吹が咲く声を曲を。
ここまでが現代のお話。
以前、リリースした「スキマノホシ」でこの星は滅びてしまいます。
この世界観で表す星の崩壊と言うのは「アヤビエ」の終わりを指します。
第三期彩冷えるの再生を表したのがこの後の曲たち。
その後の、何年後、何十年、何百年・・どのくらい経ったか解らないけれど、星が再び再生したお話。
「Shine」では男の子が浜辺で遊んでいて、マーメイドと出会い恋をするお話。男の子は恋というものがまだわからない。
人魚の少女は、男の子に恋をする。「ずっと一緒にいて欲しい」と伝えるのだけれど、少年は「まだ(子供だから)無理だよ」って。
少女は遠く海の向こうに見える古代樹の森を指差す。
そこに行って「自分だけの星を見つけると大人になれる」という言い伝えを信じて。
少年は怖くなって逃げ出してしまいすれ違う思い。 少年が恋に気付いた時には、もう人魚はいなくなってしまっていました。
人魚もまた少年に会いたくて、浜辺に向かう途中に人間に捕まって水族館に閉じ込められてしまう。見世物として。
ここからが「メーフィッシュのうた、恋柄の水泡」 あれから何十年も見世物として、閉じ込められていたある日、少年は大人になって水
族館に現れました。 一日も少年のことを忘れることなく、少年を好きだって気持ちで生き続けた人魚が気が付かないわけがなかった。
人魚はその男性のもとに笑顔で泳ぎよるけれど、男性はこっちに気ずかず、隣にいる同じ指輪をした女性に笑顔を向けて話をしてる。
そのまま気が付かないまま男性は女性と寄り添いどこかへ行ってしまいました。 人魚は一人の夜、夢の中ではいつでも彼に会えるからと、瞼を閉じる。
そんな歌です。
「Shine」で登場した古代樹のお話が「ancient-tree」。 ホシフリノマチに住む少女が自分だけの星を探しに森に入って行きます。
この少女が実はヒナタ〜Azで登場する女性の生まれ変わり。つまりみんなの事。 そして古代樹が、同じくヒナタ〜Azで死んでしまったけれど、ずっと彼女の傍にいた男性の生まれ変わり、つまり彩冷えるなんです。
彼の思いはとても強く気持ちは色あせる事なく、星が一度滅びても、樹となり再び彼女に会えるのを待ちわびていたのです。
少女は勿論生前の記憶などなく、古代樹の彼には気が付きません。 でもどこか暖か
く懐かしい。
導かれるように古代樹の元にたどり着く。
古代樹はせめて、彼女が無事、星を見つけられるように、暗闇に染まった森を明るく彩り、星を見つけやすいようにするんです。
「星降るお話」も同じ世界観なのですが、「ancient−tree」では森のお話をメインに。
「星降るお話」では、みんなへの誓いの気持ちをクローズアップしています。
つまり、この「バージンスノーカラー」の中で一番伝えたかった事が込められています。
この曲でも、「少年」が聞いてくれるみんな、「森」がみんなの毎日、「古代樹」が
彩冷えるとして描いてます。 「いつまでも一緒に進んでいこうね」って誓いの歌でもあります。
そのメッセージがより強く現れてるのが、「バージンスノーカラー」というSEと「君
の声と約束」なんです。 「バージン〜」はSEですがその中にメッセージが込められています。
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